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日本市場3/6 21:20 JST 時点のデータ

日経平均続伸、朝安後に押し目買いで回復

3月6日の東京株式市場は朝方に700円超の下落場面があったものの、売り一巡後に押し目買いが優勢となり、日経平均は前日比342円高の55,620円で続伸。中東情勢の緊迫化でWTI原油が82ドル台に急騰し上値を抑えた一方、グロース250は2.83%高と中小型成長株が相対的に大幅アウトパフォームした。

日経225
55,620.84
+0.62%
TOPIX
3,716.93
+0.39%
グロース250
770.80
+2.83%
USD/JPY
158.07

市場概況

日経平均株価は前日比342円78銭高(+0.62%)の55,620円84銭で続伸。朝方は中東情勢の緊迫化による原油急騰と前夜の米株安を引き継いで700円超下落する場面があったが、売り一巡後は押し目買いが優勢となり下値から切り返した。TOPIXは前日比14.26ポイント高(+0.39%)の3,716.93。東証プライム市場の売買代金は約7.36兆円、出来高は約23.5億株。グロース250は前日比2.83%高の770.8と大幅上昇し、大型株指数を大きくアウトパフォームした。

セクター動向

WTI原油が82ドル台に急騰したことを背景に石油・エネルギー関連が堅調。グロース250の大幅高に示されるとおり、中小型成長株・ソフトウェア関連にも資金が流入した。ハイテク・半導体セクターは銘柄間で明暗が分かれ、アドバンテスト(+0.7%)やディスコ(+2.6%)、ソフトバンクグループ(+1.6%)は上昇した一方、キオクシア(-1.6%)、レーザーテック(-0.7%)、フジクラ(-4.6%)は下落。中東情勢への警戒感から一部輸出関連・電機株に売り圧力がかかった。

注目銘柄

  • トクヤマ (4043): +5.38% — 化学品・素材需要の拡大期待を背景に買いが集まり、日経平均構成銘柄中の上昇率トップ
  • 住友ファーマ (4506): +5.20% — 個別材料への期待から大幅高
  • 富士通 (6702): +5.15% — AI・DX需要拡大を背景としたIT大手への買いが続く
  • 富士電機 (6504): -5.97% — 利益確定売りや電力設備関連の需要見通し懸念から大幅下落、下落率トップ
  • フジクラ (5803): -4.60% — 半導体・データセンター関連銘柄として前日までの上昇に対する反動売りが出た

為替・金利動向

本日のドル円は株探の確定データでは取得できなかった。前日は中東情勢の緊張を背景とした「有事のドル買い」の流れが続き、一時157円85銭前後まで上昇していた。日本10年国債利回りは日銀の追加利上げ観測を背景に高止まりが続いており、国内金利上昇は銀行株にとって追い風となっている。中東情勢の緊迫化による原油高がインフレ懸念を高め、FRBの利下げ観測後退がドルを下支えする構図が持続している。

今晩の米国市場の注目点

日本時間22時30分(米東部時間8時30分)に2月の米雇用統計(非農業部門就業者数・失業率)が発表される。前日5日発表のADP民間雇用統計が予想を上回る結果となったことで労働市場の底堅さへの期待が高まる一方、1月の強い伸びからの反動減も見込まれており、市場予測は広く分散している。結果次第でFRBの追加利下げ観測や長期金利に直接影響を与え、ドル円・米株式市場が大きく動く可能性がある。中東情勢の動向も引き続き原油・エネルギー市場を通じて市場全体に影響を与えるとみられる。