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日本市場3/11 20:25 JST 時点のデータ

日経平均続伸、AI株と中東緩和期待が支援

3月11日の東京株式市場は続伸。日経平均は前日比776円98銭高の55,025円37銭で大引けた。ソフトバンクグループをはじめとするAI・ハイテク関連株に買いが入り相場を押し上げた。トランプ米大統領のイランとの対話言及で中東情勢の緊張緩和への期待も高まった。東証プライムの値上がり銘柄は64.5%を占めた。

日経225
55,025.37
+1.43%
TOPIX
3,698.85
+0.94%
グロース250
780.04
+0.97%
USD/JPY
158.34
+0.39%

市場概況

3月11日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は前日比776円98銭高(+1.43%)の55,025円37銭で大引けとなった。TOPIXは+0.94%の3,698.85、グロース250は+0.97%の780.04とともに上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は64.5%、値下がり銘柄は31.9%。売買代金は7兆2,986億円、売買高は28億6,195万株。ソフトバンクグループ(SBG)をはじめとするAI・ハイテク関連株に買いが集まり相場全体を押し上げた。また、トランプ米大統領が「条件次第ではイランとの対話も可能」と発言し、中東情勢の緊張緩和に対する期待感が高まったことも株価の支援材料となった。原油先物相場の上昇が一服したことも安心感につながった。午前中は一時1,100円超高まで買われる場面があったが、買い一巡後は55,000円台でのもみ合いとなり、午後は伸び悩む展開だった。

セクター動向

業種別では、JX金属の半導体材料への大型投資ニュースを背景に非鉄金属セクターが上位に浮上。その他製品、海運業も上昇した。AI・データセンター投資継続への期待が引き続き非鉄金属や電気機器セクターを支える展開だった。一方、銀行業、保険業、サービス業などは下落した。金融セクターは国内金利の動向を受けて相対的に軟調となった。

注目銘柄

  • JX金属 (5016): 続伸 — 半導体材料に230億円を投資すると報道され、収益構造転換への期待から買いが集まった。
  • ソフトバンクグループ (9984): 続伸 — AI関連の中核銘柄として資金流入が継続し、相場全体の押し上げ役を担った。
  • クオンタムS (2338): 値上がり率上位 — 当日の東証値上がり率ランキング上位に浮上した。
  • Jディスプレイ (6740): 値上がり率上位 — 当日の東証値上がり率ランキング上位に浮上した。

為替・金利動向

ドル円の当日レートは確認できなかった(株探データも取得不可)。ユーロ円は円安が進み183円台半ばで推移し、当日の値幅は182.87〜183.93円。夕刻にかけて円安方向に動いた。日本の10年国債利回りは約2.18%前後で推移したとみられる。日米金利差の縮小が引き続き意識される中、為替市場では中東情勢の改善期待や米国の政策動向をにらんだ動きが続いた。

今晩の米国市場の注目点

本日(3月11日)の米国市場では、2月の消費者物価指数(CPI)が米東部時間午前8時30分(日本時間12日午前)に発表予定。1月CPIは前年比+2.4%だったことから、2月分がインフレ鈍化継続か再加速かで市場の反応が注目される。CPI結果次第ではFRBの利下げ見通しに影響を与え、為替市場や米国株式市場の方向性を左右する可能性がある。中東情勢をめぐる報道にも引き続き注意が必要。