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米国市場3/17 10:17 JST 時点のデータ

原油急落で主要3指数反発、NvidiaのGTC開幕

3月16日の米国市場は原油価格の下落を好感し、主要3指数が5日ぶりに反発。米財務長官がホルムズ海峡でイラン石油タンカーの通過を容認すると発言し、WTI原油は約4%下落。NvidiaはGTC開幕でデータセンター支出の3〜4倍増見通しを示し約2%上昇。全11セクターがプラスで引けた。

S&P 500
6,699.38
+1.01%
NYダウ
46,946.41
+0.83%
NASDAQ
22,374.18
+1.22%
VIX
23.51

市場概況

3月16日の米国株式市場は主要3指数が揃って上昇し、5日ぶりに反発した。ダウ平均は387.94ドル(+0.83%)高の46,946.41ドル、S&P500は+1.01%の6,699.38ポイント、ナスダック総合は+1.22%の22,374.18とテック主導で上昇。VIXは13%超低下し23.51まで急落した。週末にホルムズ海峡を一部タンカーが通過したとの報道に加え、ベッセント財務長官がイラン石油タンカーの海峡通過を容認する方針を示したことで原油が急落。WTI原油は3.83ドル安の94.88ドル(約4%安)となり、先週の100ドル超から大幅に後退した。エネルギー供給不安の緩和が市場全体の買い安心感につながった。

セクター動向

S&P500の全11セクターがプラスで引けた。情報技術(+1.59%)がトップパフォーマーとなり、NvidiaのGTC開幕やマイクロンの好材料が牽引。一般消費財(+1.06%)、コミュニケーション・サービス(+1.1%)、金融(+0.86%)が続いた。原油下落を受けてエネルギーセクターは上値が重かったものの、市場全体のリスクオンムードから小幅プラスを確保。航空株はボーイング(+1.65%)、アメリカン航空(+1.89%)と燃料コスト低下期待で堅調だった。

注目銘柄

  • エヌビディア (NVDA): +1.65% — GTC2026が開幕し、ジェンスン・ファンCEOが基調講演でデータセンター支出が2030年までに3〜4倍に拡大するとの見通しを示した。次世代GPU「Feynman」を2028年ロードマップに追加。終値184.27ドル。
  • マイクロン・テクノロジー (MU): +3.68% — 台湾に第2製造拠点の建設計画を発表。ウェドブッシュが目標株価を320ドルから500ドルに引き上げ。
  • メタ・プラットフォームズ (META): +2.24% — 従業員20%超の人員削減計画との報道で上昇。同社は「憶測的」とコメント。
  • ボーイング (BA): +1.71% — 原油価格の下落で航空セクター全体が買われた。
  • アメリカン航空 (AAL): +1.84% — 燃料コスト低下期待から上昇。

債券・為替市場

米10年国債利回りは5.7bp低下し4.228%。原油価格の下落でインフレ懸念がやや後退し、債券が買われた。先週の4.24%台から低下に転じた。3月18〜19日のFOMC会合を控え、FRBの政策姿勢に対する市場の注目が高まっている。政策金利は3.50〜3.75%に据え置かれており、原油動向次第でインフレ見通しが大きく左右される状況が続く。為替市場ではリスクオンの流れからドル買い圧力がやや後退した。

今後の注目ポイント

最大の焦点は3月18〜19日のFOMC会合。原油ショックとインフレデータを踏まえたFRBの政策姿勢と、パウエル議長の記者会見での発言が市場を大きく左右する見通し。NvidiaのGTC2026は19日まで続き、AI関連の新発表が期待される。マイクロンの決算発表も今週予定されており、半導体セクターの方向感を占う材料となる。中東情勢ではホルムズ海峡の航行再開の進展と、米国主導の船舶護衛連合の具体的な発表にも注目が集まる。