3月17日の米国株式市場は主要3指数が2日続伸した。ダウ平均は+46.85ドル(+0.10%)の46,993.26ドル、S&P500は+0.25%の6,716.09ポイント、ナスダック総合は+0.47%の22,479.53。ラッセル2000も+0.67%と小型株が堅調だった。VIXは22.37に低下し、先週の27台から大幅に改善。一般消費財セクターが+1%と牽引した。ブレント原油は3%上昇し100ドル超に回帰したが、前週の急落からの反発局面であり市場への影響は限定的だった。政府閉鎖の影響でTSA(運輸保安庁)の遅延や経済データの公表遅れが懸念材料として浮上している。
米国市場3/18 08:44 JST 時点のデータ
米国株2日続伸、デルタ航空急騰とGTC期待
3月17日の米国市場は主要3指数が2日続伸。デルタ航空がQ1売上高ガイダンスを引き上げ7%急騰。NvidiaのGTC2026でVera Rubinの詳細が発表されAI関連株が堅調。ブレント原油は3%上昇し再び100ドル超。VIXは22.37に低下。FOMC会合が18〜19日に控える。
S&P 500
6,716.09
+0.25%
NYダウ
46,993.26
+0.10%
NASDAQ
22,479.53
+0.47%
VIX
22.37
市場概況
セクター動向
一般消費財セクターが+1%と最も好調で、エクスペディアやブッキング・ホールディングスの旅行関連株が買われた。エネルギーセクターもブレント原油の再上昇を受けてXLE(エネルギーETF)が+1%。エクソンモービルが約1%高、オキシデンタル・ペトロリアムが+1.4%。情報技術セクターはNvidiaのGTC効果で堅調を維持。航空株はデルタ航空の好ガイダンスを受けて軒並み上昇した。
注目銘柄
- デルタ航空 (DAL): +6.56% — Q1売上高ガイダンスを150〜153億ドルに引き上げ。法人需要の急増が背景。ただし政府閉鎖によるアトランタハブの運営遅延で税引前利益に約2億ドルの影響と開示。
- エヌビディア (NVDA): -0.70% — GTC2026でVera Rubinシステムの詳細を発表したが、利益確定売りに押された。130万部品で構成され、前世代Grace Blackwellの10倍のワットあたり性能。Blackwell・Vera Rubinで1兆ドルの受注見通し。
- エクソンモービル (XOM): +1.00% — ブレント原油の再上昇で石油大手に買い。
- オキシデンタル・ペトロリアム (OXY): +0.84% — 原油高の恩恵で上昇。
債券・為替市場
米国債利回りは低下傾向。政府閉鎖の影響で経済データの公表が遅延しており、金利見通しを巡る不確実性が増している。FRBは政策金利を3.50〜3.75%に据え置いているが、原油高によるインフレ圧力と景気減速リスクの板挟みが続く。為替市場ではドルが底堅く推移したが、利回り低下を受けてやや上値が重い展開だった。
今後の注目ポイント
3月18〜19日のFOMC会合が最大の焦点。原油ショック後のインフレ見通しと政策金利の据え置き継続が見込まれるが、パウエル議長の記者会見での発言トーンが市場を大きく左右する。NvidiaのGTC2026は19日まで開催中で、追加発表への期待が続く。政府閉鎖の長期化による経済データ公表の遅延が、FRBの政策判断や市場分析を困難にしており、不確実性の高い状況が継続する見通し。
