2026年3月24日(火)の米国株式市場は続落。S&P500は6,556.37(-0.37%)、ダウ平均は46,124.06(-0.18%)、ナスダック総合は21,761.89(-0.84%)で引けた。前営業日(3月23日)はトランプ大統領が「米国とイランが交渉中」「イランの発電所への攻撃を停止」と発言して株価が急騰したが、翌24日にイラン国営メディアが交渉の存在を否定したことで中東地政学リスクへの警戒が再燃。VIXは26.95と高水準を維持しており、市場の不安心理が継続していることを示している。
米国市場3/25 10:04 JST 時点のデータ
米イラン交渉不透明感で続落、ナスダック0.84%安
3月24日の米国株式市場は3指数そろって下落。前日のトランプ大統領による米イラン交渉進展発言を受けた上昇の反動で、イラン国営メディアが交渉の存在を否定したことで地政学リスクが再燃。S&P500は0.37%安、ナスダックは0.84%安。ソフトウェアセクターが大幅安となる一方、エネルギー・素材・公益は堅調で11セクター中6セクターが上昇した。
S&P 500
6,556.37
-0.37%
NYダウ
46,124.06
-0.18%
NASDAQ
21,761.89
-0.84%
VIX
26.95
市場概況
セクター動向
S&P500の11セクター中6セクターが上昇。エネルギー・素材・公益セクターが相対的に堅調だった一方、テクノロジー・通信サービスセクターが大きく下落し指数全体の足を引っ張った。特にソフトウェアサブセクターの売りが激しく、iShares Expanded Tech-Software Sector ETF(IGV)が3%超の下落を記録。同ETFの2026年累積下落率は23%に達し、2月25日以来の安値水準に沈んだ。
注目銘柄
- セールスフォース (CRM): -6.23%超 — ソフトウェアセクター全体の売り圧力が強まる中、成長株離れが加速し大幅安。
- サービスナウ (NOW): -5.68%超 — 高バリュエーションのエンタープライズSaaS銘柄として利益確定売りが集中。
- iShares Expanded Tech-Software ETF (IGV): -4.29%超 — ソフトウェアセクター全体の弱さを反映し大幅続落。年初来下落率は23%に達した。
為替・金利動向
米ドル指数(DXY)は前日比+0.5%上昇と底堅く推移。米2年国債入札は非ディーラー入札比率が平均を下回る「弱い」結果となり、入札後に2年債利回りが上昇した。金(スポット)は一時2%超の下落となったものの下げ幅を縮小し、1オンス=4,404.79ドル近辺でほぼ横ばいで引けた。
今後の注目点
米国とイランの交渉の行方が最大の焦点。イラン側が交渉の存在を否定する中、トランプ政権の対応と中東情勢の進展が市場センチメントを左右しそうだ。米国債市場では引き続き入札需要が注目され、金利動向が株式バリュエーションに影響を与える可能性がある。また年初来23%超下落したソフトウェアセクターの底入れのタイミングも引き続き注目される。
