日経平均は前日比145円97銭安(0.27%安)の53,603円65銭で3日ぶりに反落。前日までに54,000円台を回復した達成感から持ち高整理・戻り待ちの売りが先行した。米国とイランをめぐる和平協議の進展に対して市場が懐疑的な見方を強めたことも重しとなった。東証プライムの売買代金は概算6兆6,956億円、売買高は21億682万株と2カ月ぶりの低水準にとどまった。グロース250は2.86%安と大型株に比べて中小型・成長株の下落が目立つ展開となった。
日本市場3/26 18:19 JST 時点のデータ
日経平均3日ぶり反落、中東情勢懸念と達成感で売り優勢
3月26日の東京株式市場は日経平均が前日比145円97銭安(0.27%安)の53,603円65銭で3日ぶりに反落。米・イラン和平協議の進展への懐疑的な見方や、54,000円台乗せ後の達成感から戻り待ちの売りが優勢となった。グロース250は2.86%安と中小型・成長株の下落が目立ち、東証プライムの売買代金は6兆6,956億円と2カ月ぶりの低水準。
日経225
53,603.65
-0.27%
TOPIX
3,642.80
-0.22%
グロース250
720.29
-2.86%
市場概況
セクター動向
半導体・ハイテク関連(アドバンテスト、ファナック等)や小売(ファーストリテイリング)、金融(東京海上等)が売られた。一方、空調・電機(ダイキン、フジクラ等)や商社(三菱商事、三井物産等)は相対的に底堅く推移し、資金の一部がバリュー・資源関連に向かう動きが見られた。中東情勢を背景に原油高止まりが続いたことが資源・商社株を支える要因となった。
注目銘柄
- アドバンテスト (6857): 下落 — 半導体・ハイテクセクター全般に売りが広がり、指数の押し下げ要因に
- ファーストリテイリング (9983): 下落 — 達成感からの持ち高整理が進み、日経平均の重しに
- ファナック (6954): 下落 — ハイテク・精密機器セクターへの売り圧力が継続
- フジクラ (5803): 上昇 — 電線・電機セクターに相対的な買いが入り、市場全体の下落の中で底堅く推移
- 三菱商事 (8058): 上昇 — 原油高止まりを背景に商社株へ資金が流入
為替・金利動向
ドル円は有事のドル買いが継続し、159円50銭付近で推移。中東情勢への警戒感がドル需要を下支えした。ユーロ円は184円台前半でレンジ内の取引が続いた。日本の10年国債利回りは3月19日に約19年半ぶりの水準となる2%台に到達しており、引き続き高水準での推移が続いている(当日の終値は未確認)。
今晩の米国市場の注目点
日本時間21時30分に前週分の新規失業保険申請件数および失業保険継続受給者数が発表予定。労働市場の底堅さが確認されるか注目される。また、米・イラン停戦交渉の進展次第では原油価格が大きく動く可能性があり、停戦期待が高まれば原油安・金利低下を通じてナスダック・ハイテク株(ARM、AMD、MRVLなど)への資金流入が加速するかが焦点。ナスダック100・SOX指数は前夜続伸しており、米国の金利敏感株の動向を引き続き注視したい。
