4月3日の東京株式市場は3指数そろって上昇した。日経平均株価は前日比1.26%高の53,123.49円で終了。前場中ごろの時点で既に前日比650円超高の53,100円近辺で推移しており、その後も水準を維持した。指数寄与度の高い半導体・ハイテク関連株への買いが相場全体を押し上げた。イラン情勢の緊迫化に伴う地政学リスクへの警戒感から中長期投資家による戻り待ちの売りも観測されたが、上昇の流れを反転させるには至らなかった。TOPIXは前日比0.93%高の3,645.19、グロース250は同1.28%高の733.16で終了した。
日経平均53,123円、半導体・ハイテク株が相場をけん引
4月3日の東京株式市場は主要3指数がそろって上昇。日経平均は前日比1.26%高の53,123.49円で引けた。アドバンテストや東京エレクトロンなど半導体・ハイテク関連株が日経平均上昇を主導。イラン情勢の先行き懸念から中長期投資家による戻り売りも出たが、指数寄与度の高い銘柄への投機的な買いが勝った。
市場概況
セクター動向
半導体・電子部品セクターが最も強く、アドバンテストや東京エレクトロンが上昇して日経平均上昇に大きく寄与した。情報・通信セクターではソフトバンクグループが上昇し、AI関連銘柄に対するバリュエーション面での投資妙味が意識された。小売セクターはファーストリテイリングが上昇した一方、ニトリホールディングスは売られる銘柄間でまちまちの展開。医薬品セクターは中外製薬や武田薬品工業が軟調で下落した。原油価格の急伸を受けてエネルギー関連にも市場の関心が向かった。
注目銘柄
- アドバンテスト (6857): 上昇 — 半導体テスト装置大手として日経平均への指数寄与度が高く、ハイテク株物色の流れで積極的な買いが集まった。
- 東京エレクトロン (8035): 上昇 — 半導体製造装置の主力銘柄として買い優勢となり、日経平均上昇に寄与した。
- ファーストリテイリング (9983): 上昇 — 日経平均への寄与度が高い大型株として買いが先行した。
- ソフトバンクグループ (9984): 上昇 — AI・情報通信関連銘柄として物色が続いた。
- ニトリホールディングス (9843): 下落 — 相場全体が上昇する中でも売りが優勢となり逆行安となった。
為替・金利動向
ドル円の4月3日終値は確認できなかった(指標データなし)。直近の参考値として3月30日の東京市場午後3時時点では1ドル=159円74〜75銭で推移していた。4月3日午前の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが2.390%で推移した。原油価格の急伸によるインフレ圧力の高まりが意識され、債券相場の重しとなった。中東・イラン情勢の緊迫化を背景に、安全資産としての円の動向にも引き続き注目が集まっている。
今晩の米国市場の注目点
イラン情勢を含む中東地政学リスクの動向が引き続き最大の焦点となる。原油価格の急伸がインフレ指標やFRBの政策見通しに与える影響についても市場参加者の関心が高い。米ハイテク株(ナスダック)の方向感は翌営業日の東京市場に直接影響するため、半導体・AI関連銘柄の動きに注目が集まる。地政学リスクの高まりを受けた原油・エネルギー株の値動きも確認したい。
