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米国市場10/2 07:00 JST 時点のデータ

米株小幅高、アクセンチュア急騰・長期金利は低下

10月1日の米株はS&P500が+0.19%、ダウが+0.04%、NASDAQが+0.04%と小幅高。米10年債利回りが多年ぶりの高水準から低下し、半導体株が買われた。アクセンチュアは決算好調で+15.78%、シノプシスは+12.78%と急伸した。

S&P 500
7,666.45
+0.19%
NYダウ
50,926.56
+0.04%
NASDAQ
26,871.60
+0.04%
VIX
16.39
+0.31%

市場概況

10月1日の米国株式市場は、S&P500が7666.45(+0.19%)、ダウ平均が50926.56(+0.04%、約20.51ドル高)、NASDAQ総合が26871.60(+0.04%)で取引を終えた。VIXは16.39(+0.31%)だった。

取引は方向感に乏しい展開だった。米10年債利回りが20年超ぶりの高水準圏に上昇する場面では株価は伸び悩んだが、その後利回りが低下し、半導体株の上昇も支えとなって持ち直した。小型株のラッセル2000は、直近1か月と四半期の軟調な地合いの後、日中に約0.8%上昇して大型株をアウトパフォームした。

セクター動向

半導体・AIインフラ関連が堅調だった。光通信関連ではコヒレント、ルーメンタム(約+9%)、コーニング(約+3%)が上昇し、AI向けデータセンターの光部品需要への期待が買いを集めた。

ITサービス・ソフトウエアでは、アクセンチュアが決算を受けて急騰したほか、EDAのシノプシスが+12.78%、ガイドウェア・ソフトウェアが+8.94%と大きく上昇した。

一方、メディア株ではパラマウント・スカイダンスが下落した。バイオ・医療機器関連では、医療機器・消耗品セクター全体で売りが出て、バイオプロセス機器のレプリジェンなどが下落した。

注目銘柄

  • アクセンチュア (ACN): +15.78% — 第4四半期決算が市場予想を上回った。GAAP EPSは3.29ドルで予想を0.11ドル上回り、売上高は前年同期比6.3%増の186億ドルだった。1億ドル以上の大型契約は四半期で過去最高の141件。配当を5%増の1株1.71ドルに引き上げた。2027年度は売上・調整後EPSとも前年比3〜6%増を見込む。場中には一時22%超上昇した。
  • シノプシス (SNPS): +12.78% — OpenAIとの複数年提携によるチップ設計AIツール「GPT-Synopsys」の発表と、アマゾンとの10億ドル超のカスタムチップ協業が材料。長期の売上成長見通しを2030年度まで1桁台半ば超の「mid-teens」に引き上げた。ロゼンブラットが目標株価を620ドルに引き上げ、HSBCは「買い」に格上げ(目標700ドル)した。
  • フェア・アイザック (FICO): +11.69% — 9月下旬にVantageScore利用拡大やFHFA新ルールへの懸念で、800ドル台半ばから592ドル前後まで急落していた。その反動で買い戻され、666ドル近辺まで反発した。調査では個別の新規材料は確認できず、売られ過ぎからの自律反発という解釈になる。IDCの2026年MarketScapeで意思決定インテリジェンス分野のリーダーに選ばれたことも支えとなった。なお、複数の情報源で上昇率は+10%前後と報じられ、確定データとは差がある。
  • コヒレント (COHR): +10.90% — バーンスタインが「アウトパフォーム」(目標350ドル)で調査を開始した。AIデータセンター向け光通信プラットフォーム「PhotonLink」への注目も集まった。ルーメンタムやコーニングなど光通信関連も上昇した。
  • パラマウント・スカイダンス (PSKY): -9.58% — ワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収は反トラスト面の関門を通過した。一方で、買収資金として414億ドルの優先担保付社債と85億ドルのシニアターム・ローンを手当てしたことが嫌気された。社債は時価総額約108億ドルを大きく上回る規模で、年間4.5億〜6億ドルの追加利払いが生じる可能性が指摘されている。買収完了は10月6日を見込む。10月5日(月)に株式分割も予定されている。

為替・金利動向

米10年債利回りは、一時5.34%程度まで上昇した後に低下し、10月1日は5.24%前後と前日から約0.05ポイント低下した。20年超ぶりの高水準圏にあり、利回りの低下が株価の下支えとなった。

ドル指数は102に迫り、3か月超ぶりの高値圏にあった。高い米金利がドルを支えている。ドル円の水準は、今回の検索では確認できなかった。

今後の注目点

10月2日には9月分の雇用統計が発表される予定で、労働市場の状況とFRBの金融政策見通しを左右する材料として注目される。9月初めの雇用統計では2年債利回りが2025年1月以来の高水準に上昇し、FRBの利上げ観測が出ていた。

個別では、10月5日にパラマウント・スカイダンスの株式分割、10月6日にワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収の完了が予定されている。米長期金利の動向と、AI関連・光通信関連株の持続性も引き続き注目される。