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米国市場10/3 07:15 JST 時点のデータ

弱い雇用統計で利上げ観測後退、ナスダック1.19%高

9月雇用統計は非農業部門雇用者数が2.9万人増と予想を下回り、10月の利上げ観測が後退。S&P500は0.73%高、ナスダックは1.19%高で、エヌビディアは史上最高値を更新した。VIXは15.31に低下。東芝のHDD増産報道でWDCとSTXは約10%下落した。

S&P 500
7,722.72
+0.73%
NYダウ
51,176.96
+0.49%
NASDAQ
27,190.86
+1.19%
VIX
15.31
-6.59%

市場概況

2026年10月2日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇しました。S&P500は7722.72(+0.73%)、ダウ平均は51176.96(+0.49%)、NASDAQ総合は27190.86(+1.19%)で引けました。VIXは15.31(-6.59%)に低下しました。

材料は9月の雇用統計です。非農業部門雇用者数は前月比2.9万人増で、市場予想の約8.4万人増を下回りました。失業率は4.1%から4.2%に上昇し、8月分は13.3万人増に下方修正されています。これを受けて、Fedが10月の会合で利上げを見送るとの見方が強まりました。報道によると、10月利上げの織り込み確率は先週の64%から21%に低下しました。

AI関連では、エヌビディア(NVDA)が1.3%上昇し、取引時間中の史上最高値237.88ドルを付けました。時価総額は5.7兆ドルを超えています。ブロードコムは3.3%高、AMDは2.9%高でした。

セクター動向

報道ではほとんどのセクターが上昇し、工業と一般消費財(景気敏感)が上昇を主導しました。エネルギーと金融サービスは出遅れました。

セクター別ETFでは、テクノロジー(XLK)が約1.3%高、一般消費財(XLY)が約1.2%高、素材(XLB)が約1.0%高でした。半導体は強く、テラダインなどの半導体関連が買われました。一方、ハードディスク(HDD)関連のウエスタンデジタルとシーゲイトは、同じテクノロジー業種のなかで急落しました。ITサービスのアクセンチュアも売られました。

注目銘柄

  • Western Digital Corporation (WDC): -10.22% — 東芝がAIデータセンター向けHDDの生産能力を2027年度までに倍増させる(約3.8億ドルの設備投資)と報じられました。供給増による価格下落と競争激化が嫌気され、年初来で約150%上昇していた反動もあって売りが膨らみました。終値は415.29ドルでした。
  • Seagate Technology Holdings plc (STX): -10.21% — WDCと同じ東芝の増産報道が材料です。年初来で約210%上昇していたため、供給制約の緩和を示唆するニュースに敏感に反応しました。終値は848.99ドルでした。
  • Accenture plc (ACN): -6.31% — 直前の決算を受けた大幅上昇の後に、株価が見直されました。決算では売上高が予想を上回り、2027年度の売上成長率(現地通貨ベース)は3〜6%と示されました。ただし、価格面の圧力と約10億ドルの中東関連の逆風が引き続き意識されました。
  • Teradyne, Inc. (TER): +8.00% — AI向けメモリ試験装置「Magnum E2」(LPDDR6、DDR6、GDDR7、先端NAND対応)の投入や、マイクロLED・フォトニクス向け試験装置「Iris 100」の発表が評価されました。ロボット(Universal Robots)の新型協働ロボットや、GSマイクロエレクトロニクスとの複数年提携も材料視されました。半導体株高も追い風でした。
  • ImmunityBio, Inc. (IBRX): +10.83% — 終値は10ドル台前半で、数週間で7ドル台半ばから上昇してきた流れが続きました。同社は2026年第4四半期のBLA(生物製剤承認申請)提出を予定しています。会長がPDS Biotechnologyの私募増資(PIPE)を支援したとの報道もありました。

為替・金利動向

米10年国債利回りは約5bp上昇して5.281%になりました。雇用統計の発表直後は利回りが低下しましたが、取引時間中にプラス圏へ戻りました。30年債利回りは2bp上昇の5.629%、2年債利回りは5bp上昇の4.839%でした。

ドル円とドルインデックスについては、検索では当日の具体的な数値を確認できなかったため、記載を控えます。

今後の注目点

最大の焦点は、利上げ観測が後退したなかで開かれる10月のFOMCです。10月利上げの織り込み確率は21%に下がっており、今後のFed高官の発言や経済指標でこの見方が変わるかが注目されます。

長期金利は10年債で5%台前半と高い水準にあります。株高が続くかどうかは、雇用の減速と金利水準のバランス次第です。

セクターでは、AI関連の強さが続くかと、東芝の増産報道を受けたHDD関連の値動きが焦点です。