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個別銘柄の決算分析はnoteで公開中

日本市場7/16 17:41 JST 時点のデータ

日経平均66835円、米半導体安で大幅反落

16日の東京株式市場で日経平均は前日比2.79%安の66835.54円と3日ぶり反落。米半導体株安と韓国株急落を受けAI・半導体関連に売りが波及し全面安。TOPIX、グロース250も大幅安となる一方、サイゼリヤやオープンGなど決算材料を伴う銘柄は逆行高となり個別色の強い展開となった。

日経225
66,835.54
-2.79%
TOPIX
4,028.79
-1.45%
グロース250
719.47
-2.34%

市場概況

16日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比1915円97銭(-2.79%)安の66835円54銭で取引を終えた。前日の米株式市場で半導体関連銘柄が下落した流れを受け、東京市場でもAI・半導体関連株に売りが波及したほか、韓国株式市場の急落も投資家心理を冷やした。TOPIXは4028.79(-1.45%)、東証グロース250指数は719.47(-2.34%)といずれも大幅安となり、値がさの半導体関連株を中心に東証プライム市場は全面安の展開となった。

セクター動向

下落の中心となったのは半導体関連株。ICパッケージ基板を手掛けるイビデン(4062)や、シリコンウエハーのSUMCO(3436)が二桁近い下落となるなど、AI半導体テーマの調整色が強まった。前日の米半導体株安と韓国市場急落を受けた連想売りに加え、個別にはパソコン向け電子部品需要の弱さや200mm以下のウエハー需要低迷といった収益懸念も重荷となった。一方で、外食のサイゼリヤ(7581)やインテリジェントオートメーション関連のオープングループ(6572)など、決算材料を伴う個別銘柄は相場全体の地合い悪化に逆行して大幅高となり、値上がり・値下がり双方で個別色の強い展開となった。

注目銘柄

  • サイゼリヤ (7581): +17.30% — 15日発表の第3四半期決算で純利益が前年同期比12%増の87億円と最高益を更新し市場予想も上回ったほか、通期配当予想の増額、さらに社長が9月以降の価格改定(値上げ)検討を表明したことで収益拡大期待が急速に高まりストップ高買い気配となった。
  • オープンG (6572): +17.73% — 前日発表の2026年2月期決算で売上高814.8億円(前期比12.8%増)、営業利益100.4億円(同53.7%増)と大幅増益を達成した主力のインテリジェントオートメーション事業の成長が好感されたほか、JRCエンジニアリングとのAI・自動化分野での提携も業績拡大期待を後押しした。
  • イビデン (4062): -10.01% — 米半導体関連株安の流れを受けたAI半導体テーマの調整に加え、パソコン向け電子部品需要が想定を下回っていることやフィリピン子会社での減損計上、EV減速に伴うパワー半導体向け特殊炭素製品の需要低迷が嫌気され、直近数日続落基調にあった株価が一段安となった。
  • ヨシムラHD (2884): -10.87% — 発表済みの第1四半期決算で売上高139.76億円(前年同期比4.3%減)、営業利益3.49億円(同50.0%減)の減収減益となり、主力のホタテ関連事業の不振が響いたことが嫌気された。四半期純利益は同95.0%増と増益だったが、本業の落ち込みを解消できず売りが優勢となった。
  • SUMCO (3436): -9.07% — 米半導体株安を受けたAI半導体関連の調整に加え、直近の四半期決算で300mmウエハーのAI向け需要は堅調な一方、200mm以下の小口径ウエハー需要落ち込みで営業損失を計上したことが尾を引き、需給面でも直近の急伸からの反動安が重なった。

為替・金利動向

ドル円は162円台で推移した。欧州時間には中東(イラン)情勢の緊迫化に伴うドル買いや高市首相の発言を受けた円売りが交錯し162.419円まで上昇する場面があったが、NY時間に入ると米6月生産者物価指数(PPI)が前年比+5.5%と市場予想(+6.2%)を下回り、ウィリアムズ米NY連銀総裁のハト派的発言も相まって米長期金利が低下、一時161.898円までドル売りが進んだ。その後、米軍によるイラン攻撃発表を受けた有事のドル買いが再燃し、162.279円付近まで買い戻されて取引を終えた。

今晩の米国市場の注目点

日本時間16日21時30分に米国の週間新規失業保険申請件数と6月小売売上高が発表される。個人消費の動向を映す小売売上高が予想を下回れば消費減速への警戒が強まる可能性がある。このほか23時には7月NAHB住宅市場指数、6月中古住宅販売仮契約指数の発表も予定されている。企業決算では動画配信大手ネットフリックス(NFLX)の決算発表が注目され、内容次第でハイテク・グロース株のセンチメントに影響を与える可能性がある。