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個別銘柄の決算分析はnoteで公開中

日本市場8/10 17:55 JST 時点のデータ

日経平均2.08%高、半導体主導で3日ぶり反発

10日の東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反発し、前週末比2.08%高の66970.22円で取引を終えた。米雇用統計を受けた利上げ観測後退と半導体株高が追い風となり、TOPIXは最高値に接近。個別ではリクルートや平田機工が好決算でストップ高となる一方、サイバーエージェントは増額修正も市場予想未達で急落した。

日経225
66,970.22
+2.08%
TOPIX
4,100.61
+0.63%
グロース250
737.17
+1.81%

市場概況

10日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前週末比1363.51円(+2.08%)高の66970.22円で取引を終えた。前週末の米国株式市場で主要3指数が上昇し、雇用統計で非農業部門雇用者数が予想に反してマイナスとなったことを受けて米利上げ観測が後退したことが追い風となり、買いは寄り付きから優勢で上げ幅は一時1400円を超える場面もあった。TOPIXも5日続伸し、前日比0.63%高の4100.61と最高値に接近して終えた。グロース250指数も1.81%高の737.17となり、東証3指数がそろって上昇した。

セクター動向

前週末の米国市場で半導体株が買われた流れを受け、東京市場でも半導体・AI関連株が指数の上昇をけん引した。日経225先物はナイトセッションで一時上げ幅を縮めたものの、米国市場の取引開始後に買いが強まり、上値を抑えていた25日移動平均線を上抜けたことで市場心理が改善し、前場から半導体・AI関連株の再動意を見極める展開となった。一方、個別では決算内容を受けた物色が交錯し、サイバーエージェントのように業績予想を増額修正しても市場予想に届かず売られる銘柄もあり、決算内容による選別色も強まった。

注目銘柄

  • リクルート (6098): +22.79% — 8月7日発表の2027年3月期第1四半期決算で純利益が前年同期比67.5%増となり、通期最終益予想を21%上方修正して最高益見通しを示したことが好感され、ストップ高となった。HRテクノロジー事業の好調が業績を牽引した。
  • 平田機工 (6258): +22.12% — 2026年3月期は売上高949億円(前期比7.3%増)、営業利益83億円(同20.5%増)の増収増益で着地し、2027年3月期も増収増益見通しを示した。自動車関連事業に加え、生成AI需要を背景に半導体関連事業の売上も伸長したことが評価されストップ高となった。
  • シスメックス (6869): +19.89% — 上半期業績が市場予想を上振れて着地し、通期業績予想を上方修正したことが好感され、年初来高値を更新する大幅続伸となった。
  • サイバー (4751): -16.68% — 8月7日発表の2026年9月期通期業績予想で売上高を8800億円から9500億円へ、営業利益を500億~600億円から770億円へ上方修正したが、市場が期待していた営業利益850億円超の水準には届かず、増額修正にもかかわらず失望売りが優勢となった。
  • 三井金属 (5706): -13.55% — 2027年3月期業績予想の上方修正と1株から10株への株式分割を発表したが、上期業績が市場予想に届かなかったことが嫌気され、好材料が示されたにもかかわらず急反落した。

為替・金利動向

ドル円相場は朝方157.80円台で始まり、東京午前には158.32円付近まで上昇、午後には158.40円台まで値を上げ、前週末の米雇用統計発表後に生じた円高・ドル安分をほぼ解消する動きとなった。円安・ドル高方向の動きは日本株の上昇を支える一因となった。日本の長期金利(10年国債利回り)についての本日時点の確定データは確認できなかった。

今晩の米国市場の注目点

今週は12日発表の消費者物価指数(CPI)をはじめ、生産者物価指数(PPI)や小売売上高など重要インフレ指標の発表を控えている。賃金の伸び鈍化や原油価格の下落を受け、コア消費者物価指数(CPI)は前年比+2.5%と2月以来の低水準になるとの予想が出ており、鈍化が確認されればFRBの利上げ観測がさらに後退する可能性がある。前週末のNY株式市場では雇用統計で非農業部門雇用者数が予想に反してマイナスとなる一方、失業率は改善し、ダウ平均は151ドル高の54036ドルと反発しており、好決算銘柄を中心とした物色が続くか注目される。