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個別銘柄の決算分析はnoteで公開中

日本市場8/27 17:42 JST 時点のデータ

日経反落、グロース250急伸 材料株物色鮮明

8月27日の東京株式市場、日経平均は66131.98円(前日比-0.2%)と小幅反落した一方、TOPIXは4117.22(+0.15%)、グロース250指数は797.96(+2.15%)と大幅高。エヌビディア決算を受けAI投資鈍化懸念がくすぶる中、レアメタルやAI半導体検査装置関連の材料株物色がグロース市場を押し上げた。

日経225
66,131.98
-0.20%
TOPIX
4,117.22
+0.15%
グロース250
797.96
+2.15%

市場概況

27日の東京株式市場で日経平均株価は前日比0.2%安の66131.98円で取引を終えた。前日26日(米国時間)に発表された米エヌビディアの2026年5-7月期決算は、売上高が前年同期比2倍の962億ドルと市場予想(922億ドル)を上回ったものの株価の反応は鈍く、AI関連投資のペース鈍化への警戒感がくすぶる結果となった。この流れを受け東京市場でも半導体関連の一角に利益確定売りが出て日経平均の重荷となった一方、TOPIXは前日比0.15%高の4117.22と底堅さを維持。東証グロース市場250指数は個別の材料株物色が活発化し前日比2.15%高の797.96と大幅高になるなど、指数間で明暗が分かれる展開となった。

セクター動向

個別材料が物色の中心となった一日で、レアメタル・素材関連では第一稀元素化学工業がハフニウムの国産製造技術確立を材料に買いを集め、資源・経済安全保障関連への物色が波及した。AI半導体の検査・装置関連ではFIGが子会社の先端AI半導体検査装置の開発材料と大幅増益決算を好感され急伸するなど、半導体サプライチェーンの中でも川下の検査・部材分野に短期資金が集中した。一方、東京エレクトロンやアドバンテストなど大型の半導体製造装置株はエヌビディア決算を受けた物色が分かれ方向感に乏しい展開。内需・ディフェンシブ系では再生可能エネルギーのレノバや介護・ヘルスケア関連のサンウェルズなど、既往の業績下振れが尾を引く銘柄に売りが継続し、セクター間でまだら模様となった。

注目銘柄

  • 第一稀元素化学工業 (4082): +15.79% — 経済産業省が重要鉱物に指定するハフニウムの国産製造技術確立を発表し、2026年内にAI半導体・データセンター向けサンプル提供を開始する方針が材料視され、経済安全保障・AI半導体関連株として買いが継続した。
  • FIG (4392): +15.38% — 子会社リアライズが台湾企業と先端AI半導体(GPU)向けの自動検査装置を共同開発すると発表したほか、直近四半期は売上高12.7%増・営業利益55%増と大幅増益となっており、AI半導体検査装置関連の主力テーマ株として資金流入が続いている。
  • タムラ製作所 (6768): +11.52% — 8月上旬の決算発表で増益基調を確認済みのパワー半導体・電子部品メーカーで、AIデータセンター向け電源部材需要への期待を背景に、稀元素やFIGなど当日の半導体・AI関連材料株物色の広がりの中で買いが波及したとみられる。
  • レノバ (9519): -5.33% — 8月6日発表の2027年3月期第1四半期決算で、バイオマス発電所の定期点検停止や太陽光発電所の運転停止が響き、売上収益5.8%減・営業利益68.4%減・純利益89.0%減の大幅減益となったことが尾を引き、売りが継続した。
  • サンウェルズ (9229): -4.10% — 8月12日発表の決算は増収かつ赤字幅が前年同期から縮小したものの、経常・純損益ともに依然赤字が続いており、介護事業の収益改善ペースを見極めたい向きの利益確定・戻り売りが優勢となった。

為替・金利動向

ドル円は159円台前半で推移。東京時間early morningに一時159円31銭まで上昇した後、9時台には159円11銭まで水準を切り下げ、その後159円20銭近辺まで持ち直した。米国のインフレ根強さが意識される一方、9月の追加利上げ・利下げ観測を巡っては日銀の利上げ織り込みが9割程度に達しているのに対しFRBの織り込みは4割程度にとどまっており、日米の金融政策スタンスの違いを意識した底堅いドル買いが続いている。想定レンジは158円70銭~159円80銭程度とみられ、方向感に乏しいレンジ推移が続いている。

今晩の米国市場の注目点

日本時間27日夜21時30分には米新規失業保険申請件数が発表される予定で、労働市場の減速ペースを見極める材料として注目される。前日26日発表のエヌビディアの決算は売上高が市場予想を上回ったものの株価の反応は鈍く、決算後の値動きが今晩以降のAI関連株・半導体株全般のセンチメントにどう波及するかが焦点となる。あわせてFRB高官らの発言を通じて、9月の金融政策見通しに関する市場の織り込みがどう変化するかにも引き続き関心が集まる。