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日本市場9/14 17:46 JST 時点のデータ

日経続落518円安、AI株安の一方グロース堅調

日経平均は518円安と続落し7月30日以来の安値水準。OpenAIのIPO見送り観測でソフトバンクGなどAI・半導体株が売られた一方、TOPIXとグロース250は上昇し値動きが二極化した。

日経225
63,492.99
-0.81%
TOPIX
4,058.21
+0.74%
グロース250
785.32
+2.26%

市場概況

日経平均株価は前週末比518.35円安(-0.81%)の63492.99円で続落し、7月30日以来およそ1カ月半ぶりの安値水準となった。米OpenAIのサム・アルトマンCEOが2026年中の新規株式公開(IPO)を見送る意向を示したと伝わり、AI開発ペースの減速懸念から東京エレクトロンやキオクシアホールディングスなど半導体・AI関連の値がさ株が軒並み下落し、指数の重しとなった。一方でTOPIXは4058.21(+0.74%)、グロース250指数は785.32(+2.26%)とそろって上昇して終え、値がさAI株安の裏で中小型・グロース株には資金が向かう展開となり、指数間で明暗が分かれた1日だった。

セクター動向

AI・半導体関連セクターは軟調。主要投資先であるOpenAIの上場計画後退を受けてソフトバンクグループが急落したほか、東京エレクトロンやキオクシアHDなど値がさの半導体関連にも売りが波及し、日経平均の下落を主導した。対照的に、内需系や中小型グロース株には資金がシフト。SaaS/クラウドサービスのSansanやラクス、M&A仲介のクオンツ総研ホールディングスなどが値上がり率上位に顔を出し、グロース250指数は+2.26%と大幅高となった。値がさAI株からの資金逃避が中小型グロース株への物色につながる「二極化」の様相を示した1日だった。

注目銘柄

  • エアトリ (6191): +55.17% — 2026年9月期の年間配当を前期比150円増の1株あたり160円とする大幅増配方針を発表したことが材料視され、利益予想の上方修正観測もあわさって買いが殺到、値幅制限上限(ストップ高)近辺まで買われた。
  • JMHD (3539): +8.38% — 本日9月14日を取得期間の初日とする自己株式取得(上限194万株・上限20億円)を決議したことが好感され、需給改善期待から買いが優勢となった。
  • Sansan (4443): +7.60% — 本日単独の新規開示材料は確認できないが、AI・半導体の値がさ株売りが進行するなか、クラウド名刺管理・SaaS事業を展開し収益成長が続く同社に資金がシフト。グロース250指数(+2.26%)の上昇と歩調を合わせる形で買われたとみられる。
  • SBG (9984): -10.72% — 出資先の米OpenAIのサム・アルトマンCEOが2026年中のIPOを見送る意向を示したと報じられ、投資先評価益への期待が後退。AI開発ペース減速への懸念も重なり、値がさの主力株として日経平均の下落を主導した。
  • JEH (5889): -8.73% — 高級アイウェア「金子眼鏡」「Four Nines」を展開する同社は9月11日に発表した中間決算を受けた売りが継続しており、週明けの本日も戻り待ちの売りに押される形となった。

為替・金利動向

ドル円は153円台後半〜154円台前半で推移。前週末発表の米消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致し、インフレ加速が確認されなかったことで円買いが優勢となる場面があった一方、9月15-16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)、9月17-18日の日銀金融政策決定会合を控えて様子見ムードが強く、方向感に乏しいレンジ相場となっている。なお株探の確報データではUSD/JPYの終値・前日比は取得できなかった。

今晩の米国市場の注目点

9月15日はFOMC初日にあたり、米9月ニューヨーク連銀製造業景気指数のほか、中国8月鉱工業生産・小売売上高、英国8月失業率、ドイツ9月ZEW景況感指数など海外の経済指標発表が予定される。9月16日には米8月小売売上高の発表も控える。最大の焦点はFOMCの結果発表で、日本時間9月17日未明に公表される見通し。利下げの有無やパウエルFRB議長の会見内容、経済見通し(ドットプロット)が注目される。国内では9月17-18日に日銀金融政策決定会合も開催予定で、内外の金融政策イベントが相次ぐ週となる。