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米国市場10/22 07:01 JST 時点のデータ

ハイテク主導で3指数上昇、SpaceXとSMCIがAI期待を牽引

10月21日の米株は3指数が上昇。ナスダックは+1.05%の26,702.86、S&P500は+0.58%の7,757.17、ダウは+0.69%の52,856.09で引けた。SpaceXの初の黒字計上とSMCIの業績見通し引き上げがAI関連への買いを誘った。一方、AT&TとNetflixは下落した。

S&P 500
7,757.17
+0.58%
NYダウ
52,856.09
+0.69%
NASDAQ
26,702.86
+1.05%
VIX
16.68
-3.64%

市場概況

2026年10月21日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、ナスダックが最も強かった。S&P500は+0.58%の7,757.17、ダウ平均は+0.69%の52,856.09、ナスダック総合は+1.05%の26,702.86で取引を終えた。VIX指数は16.68(前日比-3.64%)に低下し、警戒感は後退した。

上昇の背景には、SpaceX(SPCX)が上場後初の黒字を報告したことと、Super Micro Computer(SMCI)が会計年度第1四半期の売上見通しを引き上げたことがある。この2つを受けてAI関連の需要が続くとの見方が強まり、ハイテク株に買いが広がった。一方で通信サービス株は軟調で、S&P500の上値を抑えた。

セクター動向

  • 情報技術: S&P500情報技術指数は約+1.6%上昇し、相場を主導した。フィラデルフィア半導体指数も約+2%上昇した。SMCIやSpaceXを材料にAI関連への買いが入った。
  • サイバーセキュリティ: PHPの深刻な脆弱性で欧州の政府系サイトが一時停止したと報じられ、Zscalerなどセキュリティ関連株が買われた。
  • 通信サービス: 約-1.3%下落し、S&P500の上昇を抑えた。AT&T(-6.45%)とNetflix(-5.31%)の下落が響いた。
  • 外食: Chipotle(CMG)が-5.16%と下落した。TD Cowenの格下げが材料となり、マクドナルドやYum! Brandsも小幅安となった。

注目銘柄

  • Super Micro Computer (SMCI): +9.55% — 会計年度第1四半期の売上見通しを引き上げたと報じられ、AIサーバー需要が堅調との見方から買われた。ナスダック上昇とAI関連株の反発も追い風となった。
  • Zscaler (ZS): +7.84% — DA Davidsonが投資判断「Neutral」、目標株価215ドルで新規にカバレッジを開始した。NVIDIAのOpenShell Reference Architectureへの対応も発表した。さらに、PHPの脆弱性を背景にセキュリティ関連株が広く買われた。なお、一部報道は終値ベースの上昇率を約+5.7%としているが、ここではランキングの確定値を記載した。
  • Space Exploration Technologies (SPCX): +7.79% — 上場企業として初めての黒字を報告し、これが好感された。ナスダック主導の上昇相場でAI・テック関連のセンチメントも押し上げた。
  • AT&T (T): -6.45% — 第3四半期は調整後EPS 0.65ドル(予想0.60ドル)、売上高323億ドルと予想を上回り、通期の調整後EPS見通しも引き上げた。それでも、ポストペイド携帯純増が37.9万件と予想の約38.7万件を下回り、純債務が1,498億ドルに増えたことが嫌気された。SpaceXのStarlink Mobileとの競合懸念も指摘されている。
  • Netflix (NFLX): -5.31% — 10月20日引け後に発表した第3四半期は、EPS 0.87ドル(予想0.82ドル)、売上高128.7億ドルとなり、利益は予想を上回った。ただし2026年の広告収入見通しを約30億ドルから約27億ドルに引き下げ、第4四半期の売上高見通しも134億ドルと予想(135億ドル)をやや下回った。株価は52週安値を付けた。

為替・金利動向

米10年債利回りは5.1%台前半で推移した。Trading Economicsでは10月21日に5.13%(前日比+0.01ポイント)と報じられ、日中には5.08%近辺まで低下する場面もあった。ドル円は158円前後で、日銀関係者の発言を受けて円がやや強含み、158.09円近辺まで動いた。ドルインデックスは101.80付近(+0.10%)との報道があるが、取得時点が不明で、引け値かは確認できていない。いずれも検索で確認できた範囲の数値で、確定終値ではない。

今後の注目点

チョイポトレ(CMG)は10月28日の引け後に第3四半期決算を発表する予定で、オプション市場は約9%の変動を織り込んでいる。TD Cowenは第4四半期の既存店売上高成長率を1%と、市場予想(約3.2%)を大きく下回ると見ている。

また、一部報道ではFRBの利下げ観測と大型ハイテク企業の決算が相場の焦点とされている。AI関連需要の持続性、通信・ストリーミング銘柄の下値の堅さ、10年債利回りが5%台にある状況を引き続き確認したい。