2026年4月17日の米国株式市場は主要指数が揃って大幅上昇した。トランプ大統領がイラン戦争について「まもなく終結すべきだ」と発言し、ホルムズ海峡が停戦条件付きで再開通したとの報道が楽観ムードを高めた。NASDAQは13営業日連続の上昇を記録し、1992年以来最長の連騰となった。NASDAQ総合は24468.48(+1.52%)で新高値を更新し、NASDAQ100も+1.29%の新記録を達成。S&P500は7126.06(+1.20%)、ダウ平均は49447.43(+1.79%)で引けた。恐怖指数(VIX)は17.48(-2.56%)と低下し、市場のリスク選好姿勢が続いていることを示した。
NASDAQ13連騰・イラン停戦期待で主要3指数が大幅上昇
2026年4月17日の米国株式市場は全面高。トランプ大統領がイラン戦争の早期終結を示唆し、ホルムズ海峡が停戦条件付きで再開通したとの報道が投資家心理を押し上げた。NASDAQは1992年以来最長となる13営業日連続上昇を達成。S&P500は+1.20%、ダウは+1.79%、NASDAQは+1.52%と上昇。VIXは17.48(-2.56%)に低下。一方、ネットフリックスは第1四半期決算を受けて約9.7%下落、化学セクターも大幅安となった。
市場概況
セクター動向
イラン情勢の緩和を背景にリスクオン姿勢が広まり、幅広いセクターが上昇した。住宅・建設関連ではシャーウィン・ウィリアムズが+4.3%、ホームデポが+3.66%と大きく上昇した。工業系では3Mが+3.23%の上昇。半導体・テクノロジーセクターも堅調で、UMCが+9.79%、Onto Innovationが+8.84%と二桁に迫る上昇となった。一方、化学セクターは軟調で、LyondellBasell(LYB)が-11.98%、Dow Inc.(DOW)が-10.82%、CF Industries(CF)が-9.65%とそれぞれ二桁前後の下落となった。メディア・ストリーミングではNetflixが決算を受けて-9.71%と大幅安となった。
注目銘柄
- Strategy Inc (MSTR): +11.80% — 暗号資産市場の上昇を受けてビットコイン関連株として当日最大の上昇率を記録した。
- Onto Innovation Inc. (ONTO): +8.84% — 半導体製造装置セクターへの追い風を受けて大幅上昇した。
- Netflix, Inc. (NFLX): -9.71% — 第1四半期決算では売上が市場予想を上回ったものの、EPS(1株当たり利益)が未達で第2四半期のガイダンスも市場予想を下回り、大幅安となった。モルガン・スタンレーやJPモルガンは下落後の買い推奨を維持した。
- LyondellBasell Industries N.V. (LYB): -11.98% — 化学セクター全体に売り圧力が強まり、当日の値下がり首位となった。
- Dow Inc. (DOW): -10.82% — 化学・素材セクターの大幅安が続き、二桁の下落となった。
為替・金利動向
イラン情勢の緩和に伴うリスクオン基調が継続し、地政学的リスクの後退が金融市場全般に波及した。ホルムズ海峡の再開通報道は原油の供給不安を和らげ、エネルギー市場にも影響を与えた。リスク資産への資金流入が続く一方、安全資産である米国債への需要が後退する形で債券利回りが上昇圧力を受けた可能性がある。具体的なドル円レートや米10年国債利回りの確定数値は当日の検索データから確認できなかった。
今後の注目点
イランとの停戦交渉の進展と、ホルムズ海峡の恒久的な再開通の可否が引き続き市場の焦点となる。NASDAQの連騰記録がどこまで続くか、テクニカル面での過熱感も意識されてくる可能性がある。決算発表シーズンが続く中、主要企業の業績動向と第2四半期ガイダンスへの市場の反応が株価を左右する。ネットフリックスのように売上は好調でもガイダンスが株価を大きく動かす事例が増えており、各社の見通し発言が注目される。また、連邦準備制度(Fed)の金融政策に関する次回の発言や経済指標の発表が、今後の相場の方向性を決める重要材料となる見込みだ。
