4月29日の米国株式市場は方向感を欠く展開となった。S&P500は前日比0.04%安の7,135.95、NASDAQは0.04%高の24,673.24とほぼ横ばい、ダウ平均は0.57%安の48,861.81で引けた。VIXは5.5%上昇し18.81となり、投資家心理の不安定さが増した。
最大の注目材料はFOMCの政策決定で、FF金利誘導目標を3.50〜3.75%に据え置いた。ただし採決は8対4という異例の割れ票で、4名が反対票を投じるのは1992年10月以来初。ミラン理事は利下げを主張した一方、ハマック・カシュカリ・ローガンの3理事は声明への緩和バイアス表現の盛り込みに反対した。会見でパウエルFRB議長は引き続き理事会に留まる意向を示した。
個別では決算シーズンが本格化し、引け後にAlphabet、Amazon、Meta、Microsoftの「マグニフィセント・セブン」4社が一斉に決算を発表する予定で、市場は固唾を呑んで見守る展開。また米国によるイラン港湾封鎖を背景に原油価格が急騰し、エネルギーコスト上昇懸念がダウの重荷となった。クレジット決済大手Visaは17%増収の好決算を受け6%超急騰した一方、旅行大手Booking Holdingsは中東情勢を理由にガイダンスを下方修正し5%超下落した。
